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 堀木園芸のブログは、筆者が謁見、拝聴、体験した事を先方の許可なく掲載させて頂いております。

 ご抗議や削除を求められる方は、
下記のアドレスまで、ご連絡下さい。



  堀木 園芸

horiki_rozen@ybb.ne.jp



Weblog  ブログ


2007年8月28日(月)
邪道?正道?

 このところマメにブログ更新しています。
でも飽きっぽいのでまたすぐに怠けるかも・・・。

 

 さてさて、今回は我が家の隠しメニュー「ベンデラブルー」のお話。

我が家では注文が入った時と白バラがガッカリするほど売れない時の秘奥義に「ベンデラ」を吸い上げで青い染色液を吸わせて染めるのです。

 

でも白バラを3品種育てていても、染めるのは「ベンデラ」のみ。っというのも「ベンデラ」は水揚げの力が強くカラカラに水が下がっていても30分もすればしっかり水が上がります。

 

私もこの濃い青はあまり好きではありません。でも意外に注文が入ります。


 以前、生産者の集まりがあり、その時、市場の方に「来週ブルーをお願いします」と他の生産者の前で言われました。数人に冗談混じりに「邪道だよ〜。」と言われました。

 

でも、大して異論もありません。私もプリザは好きではないですし、青以外の色は全てといってあるバラに何故染めてまで、青に固執するのかもわかりません。

 

とはいえ、そんな事はどうでもいいんです。我が家の「ベンデラブルー」を欲しいと思うお客さんがいて、それを注文してくれるお花屋さんがいて、綺麗に染め上がった「ベンデラブルー」を市場に出せればそれでいいです。

 

我が家は少し変わったバラや、他の生産者が作りたがらないバラを育てています。たまに「センスがいいね」みたいなことも言われますが、そんなつもりもありません。
 
 お花屋さんが欲しくてもなかなか手に入らなかったり、誰も作っていないものを要望に添うように集めていたら自然とそうなっただけなのです。

 でも我が家はそれでいいと思います。

 

それが我が家の王道だと信じています。




ベンデラブルー





ベンデラブルー



2007年8月25日(土)
能の舞台とノラ・ジョーンズ


尺八の演奏







朝食の31

 お盆も過ぎ段々涼しくなってきた松川町。昨晩は窓を開けて寝ていたら寒くて目が覚めてしまったくらい・・・。

 

 さて、先日近くの温泉郷の昼神温泉の旅館「石苔亭 いしだ」に泊まってきました。

 

「石苔亭 いしだ」は知人の紹介で何度か我が家のバラを活けに行きました。
 社長の逸見さんはとてもこだわりのある方で、「いしだ」は外観、ロビー、客室、浴場、食事、廊下、小物に至るまで、とてもお洒落で豪華な旅館で、私も一目で気に入ってしまい、
 
「こんな場所に我が家のバラが飾られていれば素敵だな。」と思いました。

 

 我が家は小売業はほとんどしていません。

 長野県下にはお花屋さんはもちろん、市場にも卸していません。
 それは東京の世田谷市場に買いに来られるお花屋さんに買って頂きたくて品種選定や品質向上に努めてきたからです。

 

 だからという訳ではないかもしれませんが、地元でこだわって素晴らしいお店や仕事をしている方に勝手に共感してしまいます。

 

 都会の真似をするのではなく、都会では出せない素敵な田舎暮らしの贅沢を我が家のバラも協力できれば良いなと思います。

 

 みなさんも南信にお越しの際は是非「石苔亭 いしだ」へお泊り下さい。


2007年8月23日(木)
電光石火


 さてさて久しぶりの更新。

 猛暑が続いておりましたが、今日は明け方前からの雨で涼しい一日。


 しかし、松川は雷が多い。
今朝も花切に向かう途中で絵に描いたような稲光が「ピカッ!!」と。


 雷が発生すると大気中にリンが豊富になるらしく、植物の生育が良くなるようだ。

だから伊那や木曽は木の産地なのかと・・・

でも友達は2年連続雷でテレビを壊されている・・・。

 
 そんな中(どんな中だ?)、我が家に雷の如く現れた新星!!黄色のフリフリに中は緑の花心が鮮やか。


 イングリッシュぽいけど、カリッとしたしっかり花びらの試作品。

 
 まぁ、モノになるかは分からないけど長い目で見ていきたい。

 

 ちなみに下の写真は「レナート」群馬の境野さんがやめると言うのでもらいました。

 毎年年賀状に「レナートやめるなら譲ってください」と
書いておいてよかった。

 ありがとう境野さん!


no name


レナート




2007年8月3日(金)
ハートの花びら

ロイヤルハイネス ロイヤルハイネスの花びらがハートの
形になっている。

単なる奇形で、出荷される事はありませんが。

でも、ピンクのハートがかわいいな


もう少し開くまで様子を見てみよう。

2007年7月20日(金)
オリキュリと 蛙

今日は少し涼しく、ハウスの中も過ごしやすい。

夕方の花切りの時に見つけた・・・
オリエンタルキュリオーサの花びらの間に・・
蛙ちゃん。

その場所がお気に入りの様子。

近くの田んぼで最近おたまじゃくしからカエルになったばかりの小さい子たちとは違って、
どんなに、周りで騒いでいてもびくともしません。
カエルは害虫を食べてくれるから、大事。

その場所の家賃代わりに頑張って
バラ達を害虫から守ってもらうことにしよう。

オリエンタルキュリオーサ


2007年7月15日(日)
オリジナル品種   こんなのどう?


ノーネーム




黄色のスプレーですが、花びらがふりふりしています。
咲くと、縁に薄いピンクがでてきます。

まだ生産は未定ですが、こんなバラはいかがでしょう?

「ぜひつっくって!!」とか

「あまり好きじゃない」など

ご意見ありましたら、参考までにお聞かせください。


  





   

2007年7月6日(金)
ニューフェイス  「 グランス 」 

今年も早いもので、もう7月に入ってしまいましたね。

今回は堀木園芸の新人ちゃんをご紹介。

「グランス」

非常に花保ちが良く、外側の薄いオフホワイトから中心にかけてのライラックピンクへのグラデーションがなんとも言えないかわいらしさをかもしだしています。
画像では解りにくい色合いですので
ぜひこの機会にお試しあれ

あまりのかわいさに、宣伝せずにはいられません。
堀木園芸の期待のルーキーです。
かわいがってやってください。
グランス


2007年6月19日(火)
ラズベリー収穫

ラズベリー

だいぶご無沙汰してしまいましたが、
現在はラズベリーがいい感じ☆で実ってきています
ここ1・2週間の間にあっと言う間に赤くなって きました。

ただし、あまり熟しすぎるとポロポロと落ちてしまうので、一番花の実は先に取って食用に・・・。

完全無農薬栽培なので、食べても安心。

お世話になっているお花屋さんへ、注文品のバラ の箱に一緒に入れてお裾分け。

ちなみに現在隣では、ブラックベリーの花が咲いていました。こちらも楽しみ。



アレンジに入れてもかわいい!食べてもおいしい!
いいコだね!



2007年6月4日(月)
天晴れ男

 昔から産地見学に望めば、雨知らずの晴天男でしたが、今回ばかりは参りました。

                       

 先週の金曜日に世界一のバラ園と名高い岐阜の「花フェスタ記念公園」のバラを見学に行ったのですが、当日は晴天も晴天、雲一つないとはこの事かと言うほどの天気。9時くらいに到着したので、最初のうちは
「晴れてよかったねぇ」
 なんて言っていたものの2時間ほど経つと日差しで、頭は痛くなるは、喉は渇いてヘロヘロになるはと、日陰を求めて右往左往。

 南信(ナンシン:長野県南部のこと南信州の略)から名古屋方面へ100km程度でこの温度変化!

「標高があるってすごいものだなぁ」

 っと感心しました。

 ちなみに松川町は東は南アルプス、西は中央アルプスの麓、町の真ん中には諏訪湖から太平洋に注ぐ天竜川を持つ、正にV字型の町のため町の一番低いところから一番高いところまでは、500mくらいは標高差があるでしょう。

 

 って話の半分が松川町の地形紹介に・・・・。
  えー。このままだといつまでも終わりそうにないので、記念公園でのバラ話は後日へ・・・・

                     
 
 続くっという形で・・・・・

 

岐阜バラ園


2007年5月30日(水)
バイバイグリーン

 春の日差しが強くなり、まだ梅雨前だというのに初夏のような日々が続く今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?


 さてさて、これから梅雨、猛暑と夏本番ですが、今回はお別れトークです。


っというのも、南信州の夏は高冷地長野県とも言えど日中は
30度以上の真夏日はざらで、標高も高い為、紫外線も強く焼け付くような日差しです。でもまぁ,夜ともなれば気温は半分近くまで落ち、涼しいと言うか、ちょいと肌寒いくらいです。「昼夜の気温差があると植物にはいい」なんてことも申しますが、植物に良ければ菌にも良いってことで病気の発生も注意しなければならないようになります。


 そんな中、うちのじゃじゃ馬クイーンこと「ジプシーキュリーサ(グリーン)」ちゃんは、日差しで焼ける、暑さで枯れる、ウドンコ病になる、長雨が続けば腐ると八面六臂の大活躍です。


 昨年も坪採花(年間に一坪から採花できることが本数)
30本!!という脅威の数字。

(例えば有名どころのローテローゼなどは坪採花300本位。技術がある人ならもっと採れる。)

 実にその7割は規格外で出荷できない!というじゃじゃ馬っぷり。

 
 っと愚痴ばかり申しておりますが、ジプシーグリーンの緑色の色合いは「カ○―セル」なんかにゃ引けをとらないと自らと家族とジプシー自身を慰めながら今日もビクビク緑色になるのを待っております。

 
 ですが、梅雨が来ればしばらくはお休みです。また
9月になりほんのり過ごしやすくなってきたら、またジプシーグリーンには頑張っていただきたいと思いながら、3ヶ月にも及ぶSummer Vacationが少しうらやましく感じる今日この頃です。


2007年5月25日(金)
アブラ虫大発生!!

 

アブラハムダービー

 うちのバラたちの出荷先である。世田谷花きのバラ担当、営業一課の金子さんはバラにあだ名をつけるのが大好きだ。「アンネマリー!」は「まり子」、「フェマ!」は「へま」。まぁどれも親父ギャグの領域を出ないが「アブラハムダービー」に関しては「アブラ虫」だ。注文書にも「アブラ虫」と記載してある。本数も「匹」だ。イギリスのデビット・オースチンもご立腹の呼び名だが、そんなことを知ってか知らずか、今我が家のアブラムシは最盛期だ。

 しかも、アブラハムは「半ツルバラ」という性質を持つ、長いものは私の身長を遥かに超えシュートは3mにもなる。今時期は天井にカーテンをかけない為、あまり問題はないが冬季はカーテンや天井にブチ当たってしまって、もうぐにゃぐにゃだ。

 それでも、花は素晴らしい。イングリッシュローズの中でも確りした弁質に、大輪、香りもフルーティーで、毎朝、朝食を食べる前に花切りをする我が家では(正に朝飯前!)私の空腹を刺激する。

 フルーツ王国「松川町」に持って来いだ。 皆様も松川にお越しの際は、さくらんぼ、桃、梨、洋ナシ、ブドウ、リンゴ、干し柿と一年を通してフルーツを楽しんで頂きたいものだ。ってこれ何ブログ?


2007年5月14日(月)
あけっぱなっし

 慌しく終わった母の日を過ぎると、我が家では昨年秋から続けていた、温室の夜間暖房をやめ昼夜問わず温室の側窓を開けておく、「月に叢雲、花に風」と言うが、この時期の乾燥した爽やかな風に揺れるバラの花は清々しい。

 この右側の写真は今私が我が家のバラで一番かわいがっているバラ「ワンダーウォール」だ。私の腕も悪いのだろうが写真で撮るのが難しい。肉眼で見ている可愛らしさを、なかなかメガピクセルなどというメカチックなものでは現せない。

 「Wonderwallは我が家のオリジナルで(とは言っても我が家では本腰を入れて育種しているわけではないのですが・・・)、名前の由来は私の大好きなイギリスのロックアーティストの「Oasis」の名曲の一つだ。

 造語なのらしいが「終着駅」とか「終着点」で和訳されていて、「君が僕の最後の女(ひと)」と言う事なのだろうと思っている。

 「好き」だとか「愛している」などとは、なかなか口に出せない日本人男性の不器用さをこのバラを送ることで少しでも女性に伝わればいいな。なんて思ったり、思わなかったり。

 きっとギャラガー兄弟も許してくれるだろう。

ワンダーウォール


「Wonderwall」