今年の流行語大賞は間違いなく「不景気」なのではと思う程、何処も彼処も「不景気」に汚染されている。
そんな中、「ユニクロ」「マクドナルド」「東京ディズニーランド」は業績を伸ばしている。
私も二十歳前後に行った事があるが、東京ディズニーランドの徹底ぶりには、こうべを垂れる他無い。
アトラクションもさる事ながら、私が感動したのは「キャスト」と呼ばれるスタッフの玄人精神に圧倒された。
丁寧な言葉遣いと満面の笑顔、買い物をすれば「いってらっしゃいませ」と、麻布のウエイティングバーを彷彿とさせる気遣いと、ローラーブレードを颯爽と乗りこなし、紙くず一つ掃き採る姿。
過剰供給とも呼べるサービス精神に、心を打たれなければ、人格を疑われてしまう。
地上で最も有名なげっ歯類のミッキーの足元にも及ばないが、ブライダル系のバラには特に細心の注意を払っている。
実際はフラワーシャワーになっているかもしれないが、もしかしたらブーケになるかもしれない。
花嫁さんの一世一代の晴れ舞台の為に、神経すり減らして仕事をなさっているお花屋さんに、箱を開けた瞬間、落胆させてしまっては申し訳立たない。
白バラは、白である故に傷に弱いが、なるべく丁寧に生育から箱詰めまで気を使っている。
「アンネマリー!」は我が家に来て4年ほど経つが、なるべく日に当たらない方が綺麗である。
オランダ産の「アンネマリー!」をご覧になった方には、お分かりであるだろうが、国産のそれより遥かにアイボリーである。
我が家では「アンネマリー!」を2箇所の温室で育てているが、温室の中で最も西側に位置し、中央アルプスの影響で、最も西日の当たらない区域は、色が乗っている。
これから何とか徹底して、アイボリー色の「アンネマリー!」をたくさん出したいものである。
入場者数が右肩上がりの「東京ディズニーランド」の9割がリピーターであるという。
私は1度きりしか行ったことが無いので、その僅かな1割に入っている。
その1割でいる事で、何故かディズニーランドに勝っている気がする。
まぁ、そんな事などミッキーは歯牙にもかけないであろう。
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